第53回ふれあいハイキング(座間谷戸山公園)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 1名 健常者 10名
平成30年3月4日 座間谷戸山公園 合計 11名 会員外 障害者 0名 健常者 0名
コースタイム:座間駅(9:15)…公園西口(9:30)…里山体験館(9:35-9:50)…伝説の丘(10:10)…
        水鳥の池(11:30-12:40)…座間駅(12:55)
天気:快晴

 今日は、最高気温が20℃くらいになるという予報。それでも、朝方は寒い。最寄り駅で電車を待つ時間は、少し寒く感じた。しかし、座間駅に着いて歩きはじめるとすぐに暑くなる。薄手のダウンを脱ぐ。

 

 座間駅から小田急線沿いに歩いていくと、座間谷戸公園の西口に着く。どこかから移設したのだろう、長屋門作りの立派な入口だ。内部は、広場となり、その先に水鳥の池がある。今日は、普通に歩けば1時間で十分歩けるコース。早く終わらないように自然観察しながらのんびり歩くことにする。

 

 まずは、里山体験館で、いろりや竈などを見る。IさんとSさんは地図を入手していた。まず、湿性生態園の付近でアオジ発見。ここで望遠レンズを持ってきていなかったことに気づく。「家に戻ってもう一度出直すか?」と本気で思ったくらい、私には一大事。しかし無理なので、気を取り直して、55mmのレンズで撮ることにする。アオジは、すぐ近くまで来てくれた。雄と雌のアオジがいた。頭付近の黒の色合いが濃い方が雄、淡い方が雌。

 

 水鳥の池には、アオサギ、コサギ、マガモたちがいた。カワセミが現れないかなと期待したが、残念ながら現れなかった。Mさんは、ここで待っているという。旦那さんだけみんなと一緒に公園を回ることにする。

 

 まずは丹沢山地の展望が良いという伝説の丘に上がる。本日の唯一のピークか?道路からは、丹沢山地がよく見えた。大山はすぐに分かる。塔ノ岳は見えていたが、最高峰の蛭ヶ岳は雲の中だった。展望図を見ると富士山は塔ノ岳の影になって見えないらしい。「なんだ富士山は丹沢より低いんだ」と言いたくなる。

 

 今日は時間がたっぷりあるので、ここからわきみずの谷に下り、さらに上がって森の学校方面に行くことにする。すぐにすみやき小屋があったので、中の構造を学ぶ。

 

 わきみずの谷では、すでにニリンソウが咲いていた。湿地に咲いている黄色の花はリュウキンかかなと思ったが、初めて見る植物だった。

 

 わきみずの谷から登り返し、時計回りにぐるっと歩く。クヌギやコナラの観察林を過ぎ、テニスコートで楽しむ子どもたちの声を聞き、森の学校に着く。1分もあれば回れてしまう狭い範囲だった。

 

 そろそろおなかも空いてきた。スギ・ヒノキの観察林を過ぎ、野鳥観察小屋に下りていく。「観察小屋なのにどこに野鳥がいるのかな?」という親子に、「ここよりも下の観察小屋の方が水鳥を見られますよ」と教えてあげる。下の小屋では、「いたいた」とよろこぶ声が聞こえた。

 

 ただ、下の観察小屋からもあまり良く鳥は見えない。やはり水鳥の池に下りてみた方がよく見える。ベンチに座って待っていたMさんと合流し、水鳥の池の畔のベンチで昼食タイムとする。待っていたけど、カワセミは残念ながら現れなかった。

 

 今日のハイキングはここで終了。小田急線沿いの道を戻って座間駅に着く。久しぶりに参加したMさんご夫妻とSさん親子も楽しんでいたようだ。短い距離だったけど、それなりに高低差もあり、ぽかぽか陽気の春の日差しを受けて、軽い運動を楽しめた一日でした。

 

                                                              記:網干