第9回ふれあいキャンプ(木崎湖キャンプ場&青春18切符の旅)報告
実施日 場所 参加者 会員 障害者 2名 健常者 3名
平成28年8月20日~21日 木崎湖キャンプ場 合計 6名 会員外 障害者 0名 健常者 1名
コースタイム:
8/20 信濃木崎駅(15:15)…木崎湖キャンプ場(16:00)
8/21 木崎湖キャンプ場(8:30)…ゆうぷる木崎湖(8:50-10:00)…信濃木崎駅(10:10着、10:44発)-
   松本駅(11:46着、12:00発)…松本城往復…松本駅(14:00)
天気:
8/20 曇り、
8/21晴れ

★8月20日

 2年続けて参加者不足のため中止となってしまったふれあいキャンプだが、今年は少人数ながらぎりぎり実施できる人数となった。これまでと違って、キャンプそのものだけでなく、往復の過程を青春18切符を使ってのんびりと、車窓の風景を楽しんだり、仲間同士の会話を楽しんだりして過ごすことで計画した。

 

 今回は、北アルプス後立山連峰の東側にある木崎湖のキャンプ場で実施する。新宿駅から6時間以上の電車の旅を楽しんで着いたキャンプ場だ。木崎湖駅から車道を歩く。私は道を探しながら速めに歩いていたが、大きな荷物を持ってきたKさんとKMさんにはとても厳しい歩きだった。

 

 コンビニで飲み物を仕入れ、道を教えてもらってキャンプ場に到着。受付を済ませ、バンガローに荷物を置いた後は、いすを運んで、早速夕食の準備にかかる。今回は、人数が少なかったため、ガスコンロを使い、網で野菜や焼き鳥を焼いて食べる。食べた後は、KさんのギターとFさんのハーモニカの演奏で、歌を歌って盛り上がる。空は相変わらずどんより曇っていて星空を見ることはできなかった。

 

★8月21日

 明け方、起きて外に出ると、ほんの少しだが星が見えた。天気は回復に向かっているようだ。

 6時頃、起きると、雲も多いものの青空が広がっている。湖の周囲もとても良い雰囲気だ。今朝はKMさんが準備してくれたそうめんだ。2回に分けてゆでる。昨日食べ忘れたキムチや野沢菜も食べてもらう。

 

 うだるような暑さの都会とは違い、木々に覆われたキャンプ場は長袖を着ていないと寒く感じる。心地よいさわやかな空気の中で、関東に戻りたくないねという言葉が聞こえてくる。本当にここは別天地だ。

 

 湖では子どもたちが泳いでいる。桟橋まで行き、みんなで写真を撮る。

 

 これから向かうゆうぷる木崎湖は、朝7時から営業しているとのこと。荷物をまとめて出発する。キャンプ場を出て、舗装道路を歩くと、これまでの涼しさが嘘のように暑い。ゆうぷる木崎湖で温泉に入り、汗を流してさっぱりする。露天風呂に行くと外の空気はひんやりしていて気持ちが良い。

 

 休憩室でゆっくりしていたが、電車の時間を10時20分発と勘違いして、慌てて出発することになる。急いで歩いたことで10分前には駅に着いたが、どうも電車が来る様子がない。よく計画書を見てみたら、電車は10時44分発だった。ホームは暑くていられないので、無人の改札付近の日陰に入って過ごす。田舎の駅はのんびりしていて良い。線路にも雑草がのびのびと生きている。

 

 大糸線の電車に乗って車窓を楽しみながら松本駅に向かう。松本駅で降りて、松本城見物に行く。途中で、松本サマーフェスをやっていたので、そこで昼食タイムとする。かなり暑いのではないかと思ったが、日陰に入るとそれほど暑くない。ステージで演奏しているグループを見ながら、発芽そばを食べる。

 

 松本城は国宝だ。烏城といわれる黒いお城。北アルプスとのコラボで写真を撮りたかったが、北アルプスの稜線は雲の中だった。天守閣は80分待ちと看板があったので、入るのを止め、周囲を1周してから松本駅に戻る。

 

 電車の中で、八方尾根を登り、キレット小屋に泊まって、今日爺ヶ岳を越えて柏原新道を下ってきたという若者二人と話しをする。一期一会の交流や仲間同士の交流を楽しみながら、長い各駅停車の旅を楽しみながら、帰路についた。

 

                                                                 記:網干